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不支給リスクを最小化する!人材開発支援助成金活用のための“eラーニングシステム”の選び方

公開日:2026.01.23
不支給リスクを最小化する!人材開発支援助成金活用のための“eラーニングシステム”の選び方

「せっかく受注したのに、助成金が下りなかった…」
「受講管理に追われ、利益が事務コストで消えてしまった…」

本連載の第1回第2回を通して、「人材開発支援助成金を活用した研修ビジネス」の可能性について解説してきましたが、このビジネスモデルを成功させるためには、最後にどうしてもクリアしなければならないハードルがあります。それが「助成金の支給申請」です。

どれほど素晴らしい研修カリキュラムを提供しても、申請書類や受講を証明する証拠(エビデンス)に不備があれば、助成金は支給されません。助成金を前提に予算を組んでいた顧客からの信頼を失うだけでなく、最悪の場合、損害賠償問題に発展するリスクすらあります。

本連載の締めくくりとなる今回は、こうしたリスクを最小化するための「運用ポイント」と、煩雑な管理業務を自動化し、事業の利益率を高めるための「LMS(学習管理システム)の選び方」について解説します。

<この記事はこんな方におすすめです>

  • 研修会社・教育機関・コンサルティング会社の経営者、事業責任者
  • 自信を持って顧客に助成金活用を提案したい営業担当者
  • 受講管理を効率化して運用コストを削減したい運用担当者

申請時に気を付けたい2つのポイント

人材開発支援助成金の申請において、なぜ細かなログ確認が求められるのでしょうか。
それは、講師が目の前にいる集合研修と異なり、eラーニング(通信制訓練)は「受講状況が外部から見えにくい」という性質を持っているためです。

そのため、申請時には「受講者が規定の時間、適切に学習したこと」を示す客観的な証拠(エビデンス)が必要となります。ここで多くの事業者がつまずきやすいのが、以下の2つのポイントです。

ポイント①:学習時間の正確性

最も注意が必要なのが、学習時間の記録です。例えば、「標準学習時間: 4時間」で申請しているカリキュラムに対し、実際のログを見ると「2時間」しか記録されていないといったケースです。

よくあるケース

  • 受講者が動画を早送り・スキップして完了にしてしまった。
  • ブラウザの「タブ」を複数開いて、3つの動画を同時に再生し学習時間を短縮してしまった。

このような状態では、適切なトレーニングとして認められない可能性があるため、システム側で受講者の不適切な操作を制御する仕組みが推奨されます。

ポイント②:エビデンスの客観性

次に重要となるのが、「学習記録の証明方法」です。コストを抑えるために、動画共有サイトや簡易的なツールを使い、進捗管理を手入力(Excel表の自作など)で行っているケースが見受けられます。

よくあるケース

  • 「いつ、誰が、どのくらい学習したか」というデータが、管理者の自己申告や手打ち入力に依存してしまう。
  • データの正確性(客観的な事実であること)を証明することが難しい。

スムーズに審査を通すためには、手作業で作った表ではなく、システムから自動生成された正確なログ(CSV等)を提出することが求められます。

手作業の限界と事務コスト

前述のポイントを理解した上で、「では、Excel表への手入力で細かく管理しよう」と考えるのは、実務上得策ではありません。要件を満たすための管理業務をすべてアナログな手作業で行おうとすれば、現場の負担が大きくなり、ヒューマンエラーのリスクも高まるからです。

膨れ上がる「管理工数」

例えば、受講者20人の進捗を2か月間管理するケースを想像してみてください。

  1. 毎日の進捗確認
    20人分のログイン状況と進捗率を目視でチェックし、未完了者に督促メールを手動で送信する。
  2. ログの確認
    「動画を見終わった日時」と「テストを受けた日時」などの整合性を一人ひとり確認する。
  3. 書類作成
    申請書類に合わせて、一人ひとりの受講実績データをExcelに転記する。

これらは現場のリソースを圧迫するだけでなく、多くの時間を消費します。
もし、事務担当者の人件費がかさんでしまえば、せっかくの高単価パッケージも、利益率が下がってしまいます。これでは何のために助成金を活用したのか分かりません。

転記ミスなどの「ケアレスミス」

さらに懸念されるのが、手作業によるミスです。「日付の入力間違い」「進捗率の計算ミス」など、細かな不整合があると、確認のために追加の資料提出を求められたり、手続きが長引いたりする原因になります。

「人の手」に頼りすぎない運用こそが、効率的かつ確実な助成金活用の鍵となります。

スムーズな申請を実現する、LMS選びの3つの条件

では、「申請の確実性」と「管理の効率化」を両立するにはどうすべきか。
答えはシンプルで、「助成金の要件対応をサポートしてくれるLMS(学習管理システム)」を導入することです。

LMS選定の際は、以下の3つの機能が備わっているかを確認することをおすすめします。

条件①:早送りの防止機能

学習の質を担保し、標準学習時間の不足による不備を防ぐための重要な機能です。
動画の再生中は早送り(シークバー操作)をシステム側で無効にすることで、最後まで再生しなければ「完了」にならず、事前に設定した標準学習時間を満たすことができます。

条件②:同時視聴の防止機能

意外と見落としがちなのが、「複数の教材を同時に再生してしまうこと」への対策です。
例えば、受講者がブラウザのタブを5つ開き、5本の動画(計5時間分)を同時に流して「1時間で終わらせる」といった行為が可能だと、申請した標準学習時間との整合性が取れなくなります。

これを防ぐために、「同じIDでの同時ログインを禁止する」「別の教材を開くと、前の動画が止まる」といった制御機能を持つLMSを選ぶ必要があります。

条件③:ログ(学習履歴)の出力機能

労働局への提出に必要なデータを出力できる機能も必須です。
「受講者ID・氏名」といった情報はもちろん、「アクセス日時(開始・終了)」や「学習時間」「テストの点数」などが網羅されたログが重要です。システムから自動出力されたデータは、手入力の表と違って客観的な証明力が高く、エビデンスとして信頼されます。また、面倒な転記作業が不要になるため、ケアレスミスを未然に防げる点も大きなメリットです。

これらの条件を「LOGOSWARE Xe」ならすべて解決

これらの3つの条件をクリアし、さらに業務効率を改善するのが、弊社が提供するLMS「LOGOSWARE Xe(ロゴスウェア・クロスィ)」です。

多くの研修事業者様に選ばれている理由は、単に研修や教材を配信できるだけでなく、「助成金申請の現場で本当に必要な機能」が標準搭載されている点にあります。

「守り」が固まるからこそ、「攻め」に転じられる

LOGOSWARE Xeを導入することで、煩雑な管理業務(守り)はシステムに任せることができます。それにより生まれたリリースを、第2回で解説した「高付加価値パッケージの提案」や「新規コンテンツの開発」といった、本来注力すべき「攻めの業務」に投入できるようになります。

助成金のセミナーアーカイブ動画をご視聴いただけます

「人材開発支援助成金」を活用したeラーニングビジネスについて、助成金活用のプロフェッショナルである株式会社G&Nと共同でセミナーを行っています。助成金について分かりやすく解説しておりますので、ぜひご視聴ください。

セミナーアーカイブを視聴する

まとめ:システム選びは「信頼」選び

全3回にわたり、「人材開発支援助成金を活用した研修ビジネス」の可能性について解説してきました。

  • 市場の理解
    顧客は「安さ」よりも「成果」を求めている。助成金はそのための「投資」を引き出す手段。
  • 商品の設計
    単発の研修ではなく、「研修×LMS」のパッケージ化により、単価アップと教育効果の向上を同時に実現。
  • 運用の鉄則
    確実な要件管理と事務作業の自動化には、助成金対応のLMS選定が不可欠。

「手続きが難しそう」「システム導入はハードルが高い」そう感じていた方も、適切なツールを選べば、スムーズに運用できることがお分かりいただけたかと思います。

「要件に対応したLMS」を導入することは、煩雑な管理業務を効率化し、ビジネスを拡大するための基盤となります。LMSの導入は、単なるコストではありません。貴社が自信を持って顧客に提案を行い、信頼を獲得するための「投資」です。

まずはお試しください!

LMSの活用イメージをつかむには、実際に動くシステムを見るのが一番の近道です。

  • 目的に合った研修カリキュラムが構築できるか?
  • 管理画面は直感的に使えるか?

LOGOSWARE Xeは、さまざまな研修事業者様に導入いただいている実績があります。まずはデモ画面にて、その使いやすさをお試しください。ロゴスウェアは貴社の研修ビジネスが、助成金という追い風を受け、さらに飛躍することを全力でサポートいたします。

デモ利用のお申し込み

関連リンク

  1. LOGOSWARE Xe: 製品サイト
    https://xe.logosware.com/
  2. LOGOSWARE Xe: デモ利用のお申し込み
    https://xe.logosware.com/demo/
  3. 株式会社G&N『資金調達コラム』
    https://gandn.co.jp/column/tag/助成金/人材開発支援助成金/

引用・参考文献

  1. 厚生労働省『人材開発支援助成金(人材育成支援コース)のご案内』
    https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001241379.pdf
  2. 厚生労働省『人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)のご案内』
    https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001019848.pdf
  3. 厚生労働省『人材開発支援助成金(人への投資促進コース)のご案内』
    https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001242995.pdf

※本記事の情報は2026年1月時点の公表資料に基づきます。助成金の要件や支給額は改正される可能性があるため、申請の際は必ず厚生労働省または管轄の労働局の最新情報をご確認ください。

この記事を書いた人
佐藤
佐藤マーケティンググループ
ロゴスウェアのマーケター/デザイナー。マーケターとしての「読む力」と、デザイナーとしての「見る力」で、みなさまの課題解決の糸口になる情報をお届けします。