ロゴスウェアでは、組織、技術、製品、サービスとしてのセキュリティ対策を推進しています。
LOGOSWARE Xeのクラウドサービスにおいても、
お客さまの情報を守るために組織のプロセス、実行、監視、改善の活動を実施していきます。
1 不正ログイン防止
LOGOSWARE Xeのログインパスワードは、アルファベットと記号の組み合わせ、アクセス時間の制限などを管理者によって設定できます。
パスワード保護
- 仮パスワードを発行し登録されたメールアドレスを受信できる人のみ本パスワードに変更できます。
- 本パスワードは、ハッシュ値のみデータベースに格納するため、漏洩することはありません。
- 本パスワードは、登録されたメールアドレスを受信できる人によって、常に新しいものに変更されます。
- 本パスワードを忘れた場合は、パスワードの変更(登録されたメールアドレスを受信できる人)となります。
パスワードポリシー設定
パスワードの文字数
パスワードに必要な文字数を指定できます。
パスワードの文字種組み合わせ
パスワードに含める文字種(英小文字、英大文字、数字、記号)、あるいはその組み合わせを指定できます。
パスワード誤入力のアカウントロック
パスワードの連続して誤入力した回数で、アカウントにロックをかけることが可能です。
SSO(シングルサインオン)
グループウェアなど、他のシステムでアカウントを一元管理している場合は、そのアカウントによるログインが可能です。SAML方式に対応しています。
IPアドレスによる閲覧制限(有料オプション)
LOGOSWARE Xeは、クラウド型でも接続元IPによるアクセス制限が可能です。アクセス元を制限すれば、社外秘のコンテンツでも安心してご利用いただけます。
2 暗号化・不正アクセス監視
LOGOSWARE Xeのクラウド型サービスは、Webサーバーのアクセスログを解析し、不正な侵入や、データ漏洩などの監視を行っています。
通信の暗号化
LOGOSWARE Xeでは、通信はTLS1.2以上の暗号化通信を使用します。弊社提供のドメインでの使用の場合は、証明書は弊社で準備します。お客さまのドメインで運用する場合は、お客さまに証明書を準備していただきます。
データベースへのアクセス
データベースへの侵入を防止するために、以下の対策を講じています。
- お客さまごとにデータベースは独立しています。
- データベースは暗号化しています。
- データベースは内部ネットワークからのアクセスに限定し、外部からのアクセスはできません。
アクセスログ監視
お手軽サービスでは、すべてのアクセスログを記録しています。
このアクセスログを定期的に監査し、サーバーに対して不正なアクセスが行われていないことを確認します。
なお、このアクセスログは、システム内での識別された個人の操作ではなく、利用者のPCからサービスサーバーへのアクセスを記録しています。このアクセスログに個人情報は一切含まれていません。
3 バックアップ
情報を保護するため、データベースのバックアップ・復旧を兼ね備えた運用を予定しています。
データベースのバックアップ
データベースは常にバックアップしています。バックアップは以下の条件で保管しています。
- バックアップは過去7日分保存しております。
- 復旧ポイントは過去7日の任意のタイミングで可能です。
データベースの復旧
データベースの復旧は、以下の手順で実施します。
- 正常状態の復旧ポイントをご連絡します。
-
復旧作業日時をお客さまと弊社で合意します。
- 復旧に要する時間(見込み作業時間をご案内します)は、システムの利用を停止してください。
- 復旧が完了しましたら、メールにてご連絡しますので、システムの利用を再開してください。
コンテンツ(教材)のバックアップ
コンテンツは毎日午前2時にバックアップしています。バックアップは以下の条件で保管しています。
- 1日1回のフルバックアップを7日間保管
コンテンツ(教材)の復旧
コンテンツの復旧は、以下の手順で実施します。
-
復旧ポイントをお客さまと弊社で合意します。
- バックアップを保管している7日間で、正常状態の中で最新のデータに復旧します。
-
復旧作業日時をお客さまと弊社で合意します。
- 復旧に要する時間(見込み作業時間をご案内します)は、システムの利用を停止してください。
- 復旧が完了しましたら、メールにてご連絡しますので、システムの利用を再開してください。
4 攻撃からの防御
企業や組織を対象にしたサイバー攻撃を防ぐために、LOGOSWARE Xeは、階層ごとに次のようなセキュリティ対策を施しているため、安心してご利用いただけます。
第1階層:ポート制限
サーバー到達パケットは全拒否の設定で最小限のポート・プロトコルのみの許可。また許可するポート・プロトコルも、管理用であればアクセス元を制限しているため、LOGOSWARE Xeの領域に到達することなく破棄されます。
攻撃例) NTPリフレクション、ICMPフラッドなど
第2階層:典型的な攻撃への対策
許可するポート・プロトコルを使用した典型的な攻撃はLOGOSWARE Xeに到達する前に遮断され、破棄されます。
攻撃例) DNSリフレクション、SYNフラッド、HTTPフラッド、slowlorisなど
第3階層:プログラムによる対応
ポート・プロトコルを使用した攻撃は全ログを取得します。正しいアクセス要求に対してはプログラム対策を実施します。
攻撃例) XSS、CSRF、SQLインジェクション、パストラバーサルなど
5 脆弱性の対策
脆弱性対策として、脆弱性検査を適宜行い、組織としてのセキュリティ対策チームが構築された下記の運用を予定しています。
脆弱性と呼ばれる、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)や、各種ソフトウェアにおけるセキュリティ上の欠陥を利用した不正アクセスの被害を防ぐため、ロゴスウェアでは以下のような取り組みを実施しています。
セキュリティインシデント対策チーム
ロゴスウェアには、セキュリティインシデントに対応する専門チームが構築されています。
インシデント発生時の検知、通知、対応、防止を行う専門集団です。
組織のセキュリティ対策
ロゴスウェア製品は、お客さまへのサービスご提供前に品質テストチームにおいて脆弱性検証を行っています。
脆弱性検査
- 年1回のシステム監査の1つとして、脆弱性検査を実施します。
- 製品バージョンアップのリリース前には、随時脆弱性検査を実施します。
一般的な攻撃ツールを使用し、脆弱性リスクの上位2段階(全4段階)については、完全対策します。
お客さまが実施する脆弱性検査(有料オプション)
お客さまの社内規定等により、お客さま独自の脆弱性検査が必要な場合は、ご連絡ください。
本サービス環境での検査はできませんが、検査用の専用環境をご提供します。
6 冗長性・負荷分散
LOGOSWARE Xeは、システムの諸機能をそれぞれ分担するサーバー群において、そのすべての機能についてサーバーを冗長化することを予定しています。一部のサーバーに障害が発生しても、サービスが停止しないように対策を予定しています。
冗長化構成
LOGOSWARE Xeは、システムの諸機能をそれぞれ分担するサーバー群において、そのすべての機能についてサーバーを冗長化しています。 一部のサーバーに障害が発生しても、サービスが停止しないように対策しています。
負荷分散
サーバーに負荷のかかる機能は、独立したサーバーに分離し、お客さまの利用に影響がないようにしています。また、アクセス集中を監視して、サービスに影響が出る前にサーバーを追加するなどの対策を実施しています。
CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)
動画などの大容量コンテンツの配信は、CDNを利用しています。CDNはコンテンツ配信に特化したサーバーで、利用者のアクセスに応じて自動的に配信サーバーが増加しますので、大人数のアクセス時も安定して視聴できます。
7 メンテナンス
世の中のセキュリティ動向に合わせ、毎月の定期メンテナンスに加えて、重大な問題や緊急性を要する事象が発生した場合には臨時メンテナンスを行う予定です。 ロゴスウェアでは以下のような取り組みを予定しています。
定期メンテナンス
- LOGOSWARE Xeは、事前に周知した日程(毎月1回)に従って、定期メンテナンスを実施します。
- 定期メンテナンスは、お客さまの利用時間帯を考慮して、午前6時30分から午前8時30分の予定で実施します。
- 定期メンテナンスの内容、サービスの停止の有無は、2週間前にお知らせします。
臨時メンテナンス
LOGOSWARE Xeは、以下の事象が発生し、緊急性を要すると判断した場合、臨時メンテナンスを実施します。
- 重大な不具合が発見され、お客さまの利用に支障が生じる場合
- 重大なセキュリティホールが発見された場合
臨時メンテナンスの実施は、事前に周知しますが、セキュリティホールへの対策の場合は、その詳細を説明しない場合(対策前に公表すると攻撃リスクが高まるため)がありますのでご承知ください。
情報収集・最新のセキュリティパッチ
LOGOSWARE Xeは、常に世界のセキュリティ情報を収集しています。利用しているOS、ミドルウェアに関してセキュリティホールが発見された場合は、速やかに情報収集、リスクを評価し、対応します。
必要であれば臨時メンテナンスで対応します。
なお、毎月の定期メンテナンスでは、常に最新のセキュリティパッチを適用します。
8 データ消失対策
LOGOSWARE Xeはデータ消失対策として毎日のバックアップ、データの分散保管を実施しています。
専用サーバーで毎日バックアップ
ロゴスウェアでバックアップ専用のストレージサーバーを用意し、1日1回サーバーからデータを受け取って補完しています。万が一のときにも、データの復旧が可能です。
分散データ保管
LOGOSWARE Xeのサーバーを管理しているデータセンターは、日本国内に拠点を持っています。データを地理的に分散保管することで、自然災害も含めたシステム障害時のデータ損失リスクを低減しています。
9 災害対策
LOGOSWARE Xeのサーバーを管理しているデータセンターは、金融機関のシステム構築や検査を行う際に、安全対策の指針として広く活用されている「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」を満たしています。
- 環境的リスクに対する物理的保護を備え、ISO27002のベストプラクティスに準拠することが承認されています。
- 水道、電気、通信、インターネット接続すべてが冗長性を持つよう設計され、災害発生時の影響を最小限にしています。
- 停電の際は、施設全体へ無停電電源装置(UPS)がバックアップ電力を供給します。
10 障害検知・復旧対策
障害への対応として、障害検知・復旧対策への対応を予定しています。
システム監視・復旧対策
LOGOSWARE Xeは、メモリ利用率しきい値超過、MySQL・Apacheのプロセス停止を監視し、問題の発生を即座に検知します。問題が検知されると、システムが自動的に再起動して復旧する仕組みになっています。
自動障害検知
LOGOSWARE Xeのサーバーを管理しているデータセンターは、生存維持システムおよび機器に対して電気的、機械的、物理的にモニタリングしており、問題が発生した場合は即座に検知します。
今後のセキュリティ方針 Upcoming
LOGOSWARE Xeのクラウドサービスにおいても、ISMS認証の取得を予定しています。