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事例に学ぶ!「カスタムメイド・共創モデル」で教育ビジネスを加速させる鍵🔑

公開日:2026.01.29
事例に学ぶ!「カスタムメイド・共創モデル」で教育ビジネスを加速させる鍵🔑

これまでの連載では、カスタムメイドコンテンツ(内製教材)の必要性や、リソース不足を解消し自社ノウハウを資産に変える共創モデル(BPaaS)の重要性 をお伝えしました。最終回となる本記事では、教育ビジネスを成功させた企業の具体的な導入事例をもとに、そこから導かれる知見と持続的な成長を実現するポイントを解説します。

「少人数で運営できるのか?」「専門的な制作技術がなくても大丈夫か?」 そんな不安をお持ちの方にこそ知っていただきたい、現場のリアルな解決策をお届けします。

<この記事はこんな方にオススメ!>
  • 市販の教材に限界を感じ、独自の専門知識をデジタル教材として資産化したい方
  • 教材の内製化を進めたいが、社内の制作リソースや技術的ノウハウに不安がある方
  • 教育ビジネスの立ち上げにおいて、運用を効率化しつつスピード感をもって拡大したい事業者の方 

事例1:【スピード×品質】「急ぎ」は外注、「更新」は自社。ハイブリッドな教材制作体制

教育ビジネスにおいて、コンテンツの「鮮度」と「品質」は生命線です。しかし、すべてを自社で作ろうとすると時間がかかりすぎ、すべてを外注するとコストが嵩みます。このジレンマを解消したのが、制作代行と作成ソフトを併用する「いいとこ取り」のアプローチです。

ケース①

自治体の保健師向けに専門的な教育プログラムを提供している企業様のケース。ロゴスウェアのeラーニングシステム「LOGOSWARE Platon(LMS/学習管理システム)」と教材作成ソフト「LOGOSWARE SUITE」、制作サービスを組み合わせ導入。

【課題】情報のアップデート頻度が高く、制作が追いつかない

 医療業界は日進月歩であり、保健指導に関する情報も頻繁なアップデートが求められます。常に最新の知識を教育コンテンツとして提供し続ける必要がありましたが、社内リソースだけでその都度制作・修正を行うには限界がありました。

【解決策】プロとツールの「ハイブリッド活用」

同社は、すべての工程を自社で抱え込むのではなく、「プロに任せる部分」と「自社で行う部分」を明確に使い分けることで解決を図りました。

  1. 「制作サービス」でクオリティと安心を確保: 講師が話す動画教材については、ロゴスウェアの「制作サービス講師動画収録タイプ)」を利用。スタジオでの撮影に加え、編集もプロに任せられるため、言い間違いや噛んでしまった箇所のカットも任せられ、講師は安心して収録に臨めるようになりました。
  2. 「作成ソフト」で更新の自由度を維持: 頻繁な更新が必要な箇所や、自社内で完結できるコンテンツについては、作成ソフト「LOGOSWARE SUITE」を利用して内製化。これにより、外注の手間を省きつつ、スピーディな情報発信を可能にしています。

【成果】スピード感を落とさず、高品質なプログラムを提供 

スタジオ収録と編集をプロに一任することで、スピード感を落とさずに教育プログラムを提供することが可能になりました。また、情報アップデートにスムーズに対応できる運用体制も整いました。

 

参考事例:制作代行と作成ソフトの併用でスピード感ある教育サービスを提供 | DPPヘルスパートナーズ事例

 

ケース②

地方ベンチャーメーカーの支援事業を行う企業様のケース。

ある補助金を受ける事業者向けの教育プログラムを立ち上げるにあたり、eラーニングシステム「LOGOSWARE Platon」と教材作成ソフト「STORM Xe」、制作サービスを組み合わせ導入。

【課題】時間がない中で、資産となる教材を作りたい 

補助金事業の一環としてeラーニングを開始するため、コンテンツ公開までのスケジュールが非常にタイトでした。また、基本的には「自社で作成したい」という意向を持っていましたが、短期間ですべてを内製するのはリソース的に困難な状況でした。

【解決策】納期と重要度に応じた「制作手段の使い分け」

  1. 急ぎのコンテンツは「外注」: 公開まで時間がない一部の重要コンテンツについては、ロゴスウェアの「制作サービス(講師動画収録タイプ)」を利用。スタジオで講師が話す様子を収録・編集までプロに任せることで、短期間で高品質な動画教材を完成させました。
  2. それ以外は「自社制作」: 緊急性の低いものや更新頻度の高いものは、PowerPointから教材を作成できるソフト「STORM Xe」を活用し、自社で制作。マニュアルを見なくても操作できるわかりやすいUIだったため、スムーズに内製化が進みました。
  3. システムは「従量課金」でコスト最適化: 「LOGOSWARE Platon」は予算に合わせて、使った分だけ支払う「従量課金制」プランを選択し、コストパフォーマンスと機能のバランスを両立させました。

【成果】「eラーニングは会社の資産が増える取り組み」

 プロの力を借りて納期通りにコンテンツを公開できただけでなく、スタジオ撮影による質の高い教材を提供できました。また、自社で作成ツールを使いこなすことで、「eラーニングは会社の資産が増える取り組み」であると実感できます。単発のセミナーで終わらせず、コンテンツとして残すことで、継続的に活用できる体制が整いました。

 

参考事例:急ぎのコンテンツは外注、それ以外は自分で作成 | ライヴス事例

💡 LOGOSWARE’s Insight:ここが「共創」の成功ポイント!

本事例ケース①②は、第2回で解説した「共創モデル」の理想的な形と言えます。

多くの企業が「完全内製」か「フルアウトソーシング」の二者択一で悩みがちですが、「リソースの最適配分」を行いました。

  • 技術的なハードルが高い・時間がない箇所プロの技術(スタジオ収録・編集)を買う
  • ノウハウを蓄積したい・コストを抑えたい箇所ツールを使って自走する

このハイブリッドな体制を取ることで、初期の「リソース不足」という壁を突破しつつ、最終的には自社内に「知的財産(コンテンツ)」と「制作ノウハウ」の両方を資産として残すことに成功しています。「時間がないから」と諦めるのではなく、「時間をお金(外注費)で買い、空いた時間で自社のコア業務(内製)を進める」という戦略こそが、教育ビジネスを加速させる鍵となります。

事例2:【運用効率化】Excel管理からの脱却。コア業務への集中を実現

「共創モデル」は教材制作だけでなく、運用(LMS/eラーニング管理)においても威力を発揮します。煩雑な事務作業をツールやプロに任せることで、教育担当者は本来の役割である「教育の質の向上」に専念できます。

ケース①

ITエンジニアの育成研修およびコンサルティング事業を行う企業様のケース。

4ヶ月間にわたる新人SE研修サービスにおいて、基礎からアプリ開発までを指導しています。従来、集合研修のみを行っていましたが、理解度の個人差に対応するため、eラーニングシステム「LOGOSWARE Platon」を導入し、ハイブリッド型研修へ移行。

【課題】集合研修の限界と、手作業による管理負担

 以前はすべての研修を集合形式(対面)で行っていましたが、「理解度の早い受講者が足踏みしてしまう」など、個人の習得ペースに合わせた教育提供が困難でした。 また、受講者の進捗管理をExcelを使って人力で行っていたため、チェックや次の指示出しといった事務作業が大きな負担となっていました。

【解決策】システムへの「業務委託」と既存資産の活用 

同社は、管理業務をシステムに任せ、教材制作を効率化するために以下の「共創」を行いました。

  1. 管理の自動化(脱Excel): eラーニングシステム「LOGOSWARE Platon」を導入。これまで人力で行っていた受講状況のチェックや管理をシステムに任せることで、運用の手間を大幅に削減しました。
  2. 既存資産(PPT)の再利用: 教材作成ソフト「LOGOSWARE SUITE」を採用。既存のPowerPoint教材をそのまま活用してオンデマンド教材化できたため、ゼロから作る手間を省き、オンライン化への移行コストを最小限に抑えられました。
  3. 変動費化によるコスト最適化: 研修事業特有の「月ごとの受講者数の波」に対応するため、固定費ではなく「従量課金制」のプランを選択。無駄なコストをかけない賢い運用を実現しています。

【成果】講師が「教えること」に専念できる環境へ 

システム導入により、集合研修とeラーニングを組み合わせたハイブリッド研修を実現。「習得ペースに差が出る言語学習はオンラインで効率的に」という住み分けが可能になり、受講者にとってもメリットが生まれました。 何より、管理工数が削減されたことで、現在は講師が評価や指導などの『教育の質』を上げる業務に専念できる環境を目指して、さらなる自動化が進められています。

 

参考事例:SE研修事業で、習得ペースに沿った教育提供を実現 | e-Labo

💡 LOGOSWARE’s Insight:ここが「共創」の成功ポイント!

本事例は、第2回で解説した「BPaaS(業務プロセス支援)的な視点」での共創モデルと言えます。

多くの教育担当者が「管理業務(進捗チェック、メール連絡)」に忙殺され、肝心の「教育内容のブラッシュアップ(コア業務)」に手が回らないというジレンマを抱えています。 以下のように業務を切り分けました。

  • 人間がやるべきコア業務: 受講者の評価、指導、教育の質の向上
  • システムに任せるノンコア業務: 進捗管理、教材の配信、単純な連絡

「共創」の相手は、必ずしも「制作会社(人)」だけではありません。「システム(LMS)」をパートナーとして迎え入れ、事務作業をアウトソーシングすることも、立派な共創モデルです。 「Excel管理に疲弊している」という方は、本事例のようにシステムというパートナーの手を借りることで、教育ビジネスの本質的な価値を高められるのではないでしょうか。

事例3:【顧客エンゲージメント】「受け身」から「能動的」な学びへ。システムが実現するパーソナライズ体験

教育ビジネスをスケールさせるために、顧客に「ただ情報を見てもらうだけ」で終わらせず、いかに行動変容や継続的な学習(アクション)を促せるかは大きな課題です。ここでは、システム(LMS)の機能を賢く使い、「能動的な学び」の環境を構築した事例をご紹介します。

ケース①

海外赴任者向けの健康サポート事業を行う企業様のケース。

メンタルヘルスの不調で休職した方への「リワークプログラム」や、渡航前の研修などを提供しています。ロゴスウェアのデジタルブック配信システム「LOGOSWARE Libra V」および教育ビジネス向けLMS「LOGOSWARE Xe」を導入。

【課題】情報が断片的になり、顧客との「つながり」が弱い 

従来は、健康に関するPDF資料をメール添付やWebサイトへのバックナンバー掲載という形で提供していました。しかし、この方法では情報が断片的になりがちで、「過去の情報を探しにくい」という課題がありました。 また、メールでの一方的な送付では、顧客との一体感やエンゲージメント(結びつき)を醸成するには限界があります。

【解決策】プラットフォームによる「見せ方」と「届け方」の革新

同社は、コンテンツの「中身(医療知識)」は自社で磨きつつ、それを届ける「環境」としてロゴスウェアのシステムを採用。

  1. 「Libra V」でサービスを可視化: デジタルブック作成・配信システム「Libra V」を導入し、会員専用サイトに「本棚」のようなインターフェースを構築。バラバラだったPDFや動画を一元管理し、視覚的に選びやすい環境を整えました。
  2. 「LOGOSWARE Xe」で学習をパーソナライズ: 休職者向けプログラムや渡航前研修においては、LMSの「LOGOSWARE Xe」を活用。受講者のタイプに合わせてコンテンツの表示順を変えたり、受講忘れを未然に防ぐため「リマインドメール」の自動送信を活用します。

さらに、割当型研修で受講者が自らアクセスするのを待つだけでなく、受講者が申し込む選択型研修を組みこんだり、学習者が自然とプログラムに参加できる環境を整えていくことができました。

【成果】「待っていました」と言われる関係性の構築 

視覚的な「本棚」を用意したことで、無形のサービスがあたかも有形の書物のように可視化され、顧客が「本屋で本を手に取るような感覚」で気軽に情報に触れられるようになりました。 その結果、海外の顧客から「日本語のメッセージが届くのを待っていた」という声が届くなど、単なる情報提供を超えた顧客との一体感が生まれました。さらに、「誰に、どの順番で、どう届けるか」という複雑なロジックはシステムに任せることで、同社は顧客の心身の健康を支えるというコアバリューの提供に集中できています。

 

参考事例:会員向け限定コンテンツ「プッシュケア」で顧客との一体感を。 | 株式会社MD.ネット

💡 LOGOSWARE’s Insight:ここが「共創」の成功ポイント!

本事例における共創の鍵は、「システム・ツールの表現力に頼る」という点にあります。

多くの企業が良いコンテンツさえ作れば読んでもらえると考えがちですが、実際には「届ける環境」が顧客満足度を大きく左右します。例えば、システムのUI/UXやリマインドメールなどです。

  • 自社の役割(コア): 専門医やプロによる「信頼性の高い健康情報」の制作。
  • システムの役割(ノンコア): 教材を魅力的に見せる本棚のようなデザイン、研修の受講忘れを防ぐリマインドメールの配信。

このように、「演出」や「配信の仕組み」をツールというパートナーに委ねることも、重要な共創モデルの一つです。 「いい教材を作っているはずなのに、あまり見てもらえない」とお悩みの方は、本事例のようにプラットフォームの力を借りて、顧客体験そのものを変えてみるのが打開策になるでしょう。

まとめ:「共創モデル」が持続可能なビジネスを創る

全3回を通してお伝えしてきた通り、教育ビジネスにおける「カスタムメイドコンテンツ」は、他社との差別化を図り、収益を生むための強力な武器です。

 

今回ご紹介した事例に共通しているのは、「すべてを自社で抱え込まない」という決断です。

  • 制作の技術的な部分はプロに任せる
  • 管理の手間はシステムに任せる
  • プラットフォームを活用して顧客体験を高める

このように、自社の強み(ノウハウ・企画)にリソースを集中させ、それ以外の実務を外部パートナーやツールと「共創」することこそが、リソース不足を解消し、ビジネスを加速させる鍵となります。

 

共創の要素 実現する効果
 制作面 スピードと品質を両立した資産構築を実現します。(プロへの委託と内製ツールのハイブリッド活用)
 運用面 コア業務への集中と効率化が図れます。(LMS/BPaaSを戦略的パートナーとした事務作業の自動化)
 顧客体験 受講者の能動的な学習とエンゲージメントを向上させます。(システムの表現力とパーソナライズされた配信ロジックの活用)

 

ロゴスウェアでは、教材作成ソフトからLMS、そして制作代行や運用支援まで、お客様の「共創」を支えるソリューションを一気通貫で提供しています。

「自社のノウハウを資産に変えたいけれど、何から始めればいいかわからない」 そうお悩みの方は、ぜひ一度ロゴスウェアにご相談ください。貴社に最適な「共創モデル」を一緒に描き出し、教育ビジネスの成功を伴走支援いたします。

 

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この記事を書いた人
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趣味はガーデニング!土壌改善に試行錯誤しています。
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